新築戸建てにも虫が発生する!?その理由とは【ヤスデ編】
皆さま、こんにちは!
前橋・高崎・渋川を中心に、群馬で本物の木を使ったナチュラルで快適な家づくりをしている寺島製材所の田中です。
今日はあいにくの雨。
九州・沖縄地方は梅雨入りしたみたいですが、関東地方の梅雨入り予想は6月中旬になるみたいです。
この梅雨の時季になるとヤスデという虫が湧いてきます。
「新築なのにヤスデが出た…」という声、実は多いんです。
ヤスデは、湿気を好む土壌性の虫で、戸建て住宅の外構や基礎まわりに突然大量発生することがあります。
特に今の梅雨時季、お客様から「家の中にまで入ってきた」「毎朝玄関に何匹もいる」といったご相談をいただくことがあります。
なぜ“新築”なのにヤスデが発生するのか?
① 建物まわりの「土壌環境」ができたばかり
新築直後は、外構工事が未完成だったり、土がむき出しになっている部分が多いことがあります。
ヤスデは湿った土・腐葉土・枯葉が大好物。
そのような環境が一時的にできやすいため、発生リスクが高まるのです。
② 雨が続くと、地中から出てくる
梅雨や長雨の後、ヤスデは地中が水分で満たされると地上に出てくる習性があります。
地中に潜んでいたヤスデが、家の基礎まわり・玄関・窓枠などから侵入するケースも。
③ 隙間や通気口から家の中に入りこむ
新築住宅でも、基礎換気口やサッシ・玄関ドアのわずかな隙間からヤスデが室内に入り込むことがあります。
特に夜間は室内の明かりに引き寄せられる傾向も。
ヤスデが出たときの対策・今すぐできること
・家の外周を「清潔」に保つ
落ち葉・木くず・腐葉土などをこまめに掃除
湿った鉢植えや放置プランターも避ける
建物と土の接地面(基礎まわり)を清掃・乾燥させる
・防虫剤を使う(粉タイプが効果的)
外壁と地面の隙間、玄関のタイル周辺などにヤスデ用粉剤を散布
雨で流れた場合はこまめに再散布
・家の隙間をふさぐ
玄関の下部・勝手口・サッシの隙間にパッキンや防虫テープを追加
ヤスデが出にくい「家づくり」のポイント
これから家を建てる方、または対策リフォームを検討される方向けに、ヤスデの発生を防ぎやすい設計ポイントもご紹介します。
◆ 外構設計の初期から土壌処理・防虫施工を取り入れる
◆ 建物と地面の隙間を広めにとり、通気性+乾燥を確保
◆ 水はけのよい庭設計(排水計画)を重視
◆ 敷地まわりに防草シート+砂利敷きで虫の温床を防止
まとめ:新築でも“湿気と土”があれば虫は出る!
「新築だから虫は出ない」は残念ながら誤解です。
ヤスデをはじめとした湿気を好む虫は、土と水分のある環境があれば、どこでも発生します。
特に梅雨前後の季節や、外構が未整備の期間は注意が必要です。
だからこそ、住んだ後のこまめな管理と、家づくり時点での虫対策が大切になります。
もし新築後にヤスデが発生したら、上記の対策をしてみて下さい!
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