限られた空間を最大限に活かす!工務店が考える“スペースパフォーマンス”とは
皆さま、こんにちは!
前橋・高崎・渋川を中心に、群馬で本物の木を使ったナチュラルで快適な家づくりをしている寺島製材所の田中です。
家づくりを考えるとき、「広い家がいい」と考える方は多いですが、延床面積が広い=住みやすいとは限りません。
実は近年、住宅の価値を測る新しい基準として注目されているのが「スペースパフォーマンス(Space Performance)」です。
工務店視点で、空間を最大限に活かす設計の考え方を紹介します。
■ スペースパフォーマンスとは?
「スペースパフォーマンス」とは、
限られた面積の中で、どれだけ効率よく快適に暮らせるかを示す“空間性能”のこと。
たとえば、
同じ20坪でも広く感じる家
家事がスムーズに進む間取り
収納が充実してスッキリ片づく家
これらはすべて、スペースパフォーマンスの高い住宅です。
つまり、「面積ではなく、空間の質で暮らしを豊かにする」のが目的です。

■ 工務店が意識するべき3つのポイント
① 暮らし方を前提にした間取り設計
家族構成や生活動線をもとに、「どこを広く」「どこをコンパクトにするか」を決めることが重要。
たとえば共働き世帯では、
玄関からキッチンまでの最短動線
洗濯→干す→しまうがスムーズな動線
といった工夫が、暮らしやすさを大きく左右します。

② 構造と収納の両立
構造上必要な壁や柱の配置を工夫し、無駄のない空間をつくることが大切です。
また、造作収納や壁面収納などを活用することで、見た目も機能もスッキリ。
③ 家具と建具の一体設計
造作家具や引き戸を採用することで、開閉スペースを最小限に。
ミリ単位での調整が求められる部分こそ、工務店の腕の見せどころです。

■ スペースパフォーマンスが高い家のメリット
コスト 延床面積を抑えつつ快適な空間を実現
家事効率 動線が短く、暮らしがスムーズに
デザイン 収納が整理され、すっきりした空間に
将来性 家族構成の変化にも柔軟に対応できる
“広さ”よりも“使い方”を大切にすることで、長く快適に暮らせる家づくりが叶います。
■ 現場での工夫例
吹き抜け+スケルトン階段で開放感を演出
和室をリビング続きの多目的スペースに
ファミリークロークで帰宅動線を短縮
階段下・小屋裏を収納として有効活用
ちょっとした工夫の積み重ねが、「広く感じる家」につながります。

■ まとめ
スペースパフォーマンスとは、「限られた面積の中で、最大の満足を生む設計力」。
工務店にとっては、間取りの工夫だけでなく、お客様の暮らし方を設計に落とし込む力が問われるテーマです。
これからの家づくりは、「どれだけ広いか」よりも「どれだけ心地よく使えるか」。
弊社でもスぺパの高いお家を多数施工しています。
「空間を上手に使いたい」「限られたスペースで快適な暮らしがしたい」という方はぜひ一度ご相談ください。
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