皆さま、こんにちは!
前橋・高崎・渋川を中心に、群馬で本物の木を使ったナチュラルで
快適な家づくりをしている寺島製材所の田中です。

建築現場での必須アイテム「コンベックス」について。
意外と知られていないことが多いのでお話させていただきます。

これには、「スケール」「メジャー」など様々な呼び方がありますが、正式名称は「コンベックス」と言います。

「メジャー」は、長さを測る測定器具の「総称」です。

「スケール」は「メジャー」の別名で、「コンベックス」は「メジャー」の一種です。
「使われる場面」や「素材」によって、呼び方に違いがあります。

コンベックスは長さを測るための道具で、テープ部分が薄い金属でできています。
テープ部分の先端には金属の「爪」が付いていて、その「爪」にも様々な機能があり、テープが金属だからこそできる測り方もあります。

このコンベックスの特徴として、0点補正移動爪というものがあります。

コンベックスの先端についている金具。少し動くような気がします。
「もしかして不良品?」
「壊れてるの?」
と一瞬思ってしまいますが、このおかげで正確に寸法を測ることができるんです!

爪を引っ掛けて測る場合と押し当てて測る場合では、爪の厚さ分だけ測定結果がズレてしまいます。
そこで、このズレを補正するために、あえて爪の厚さ分動くように製造されています。
この補正の機能を「0点補正移動爪」と言います。

みなさんはご存じでしたでしょうか?

引っ掛け測定専用の固定爪のものもあり、この場合は常に爪の内側が0基点となります。

ちなみに下のスケールは「三角スケール」というものです。

三角スケールは、細長い三角柱の形をした定規で、各面の両側の辺に2種類ずつ、計6種類の異なった縮尺率の目盛が付いており、設計図や地図など縮尺図面の読み取りや作成に使用します。
略して「サンスケ」と呼ばれることもあります。

現場では当たり前に使っている言葉や道具も一般的には知られていないことも多いのかもしれません。
そういう「現場あるある」の話をまたブログでお伝えしていきたいなと思っております。

本日はここまで。

それではまた次回♪

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