結露の話
皆さま、こんにちは!
前橋・高崎・渋川を中心に、群馬で本物の木を使ったナチュラルで快適な家づくりをしている寺島製材所の田中です。
今週末は急激に気温が下がり、朝晩は冷え込んでいます。
そろそろ暖房器具を出したりと、冬支度の準備が必要となりそうですね。
そこでこの時期に気になるのが、「結露」だと思います。
【結露発生のメカニズム】
空気の含むことができる水蒸気量のことを「飽和水蒸気量」と言います。
この飽和水蒸気量に対して、実際の空気中にどれくらいの水蒸気が含まれているか、その割合を表すのが「湿度(相対湿度)」です。
飽和水蒸気量は温度によって異なり、暖かい空気ほど多くの水蒸気を含むことができます。
室内の湿度の高い暖かい空気が外気で冷えた窓ガラスに触れると、空気の温度が下がります。
すると、温度が下がった分だけ、空気が含むことができる水蒸気量は減ります。
空気が含めなくなった分の水蒸気は、水に変わり「結露」として窓ガラスにとどまります。
これが結露が発生するメカニズムです。
結露が発生しやすい場所と言えば、窓ガラスですね。
乾いたグラスに冷えたビールを注いだ瞬間に水滴が付着するのもおなじ現象です。
たかが結露、されど結露。
結露は放っておくと、身体や建物にも悪い影響を与えます。
例えば、布団の裏側や天井の隅っこ、カーテンの裏側、タンスの裏側の壁など、結露のせいで、知らないうちにカビが!ということも少なくありません。
結露が続いている状態を長時間放置してしまうと、家の寿命を縮めてしまうことも。
木材は木を腐らせる「腐朽菌」の繁殖によって腐ります。
「腐朽菌」を繁殖させないためには結露を発生させないことが非常に大切なポイントです。
【結露を発生させないための効果的な方法】
1 こまめに換気する
2 室内干しするなら浴室に
3 サーキュレーターで空気を循環させる
4 室温を高くしすぎない
5 エアコンなど電気式の暖房器具を使用する
6 窓用ヒーターを設置する
大前提として、建物の中に極端に冷えた場所をつくらないこと。
そのためには建物全体をしっかり断熱し、温度差の少ない環境をつくることが大切です。
本格的に寒くなるまでに結露対策をして、これからの季節を快適に過ごしましょう!
本日はここまで。
それではまた次回♪
もしインスタグラム、フェイスブックをされていたら是非フォロー、いいね!してくださいm(__)m