丸太の入札
皆さま、こんにちは!
前橋・高崎・渋川を中心に、群馬で本物の木を使ったナチュラルで快適な家づくりをしている寺島製材所の田中です。
先日、群馬県藤岡市にある群馬県素材生産流通協同組合が運営している県産材センターに入札に行ってきました。
「上州産優良素材展示会」と銘打った記念市でしたので、出荷量も多く、たくさんの人で賑わっていました。
大型製材工場でしたら、まとまった量が必要になり、原料となる丸太がないと仕事になりませんので、丸太の良し悪し関係なく買い付けることになってしまいます。
逆に当社工場では自社で使用する分だけの良い丸太を厳選して、適正な量を適正価格で仕入れることができます。
目に適う丸太が無ければ、無理をして仕入れるようなことはしません。
良い丸太を選ぶ際の注意点は、
丸太の木口(切断面)の色、節の有る無し、芯が中心にあるか、年輪の状態、曲がり・クセの状態など様々な要素を考慮して、m3(立方メートル)単位で入札金額を決めていきます。
20~30人の製材業者が入札し、一番高い金額を入れた人が落札となるので、希望の丸太が買えないこともあります。
ここで、柱用の丸太と言われる、3mの直径16cm~18cmの丸太が一本いくらになるか、分かる方はいるでしょうか。
実際買付を担当している者でなければ、当社のスタッフでさえ知らない者がほとんどだと思われます。
ネットで調べれば、およその値段はわかると思いますので、あえてここで答えは書きませんが、皆さんが想像しているよりも安いです。
杉、ヒノキの針葉樹丸太はもちろん、栗や欅などの広葉樹丸太が多く出品されていて、この日は記念市でしたので、出品材の中には林野庁長官賞や関東森林管理局長賞等を受賞された丸太がありました。
一部落札ができないものもありましたが、ほとんどのものが落札できたので良かったです。
こうして県内各地から集めた純粋な「群馬県産の丸太」を、製材・乾燥・加工して寺島製材所では家を建てています。
丸太の原木市売りは月3回開催されていますので、次回行った際も丸太に関する内容の記事を書きたいと思います。
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