トイレ使用上の注意点
皆さま、こんにちは!
前橋・高崎・渋川を中心に、群馬で本物の木を使ったナチュラルで
快適な家づくりをしている寺島製材所の田中です。
寒い日が続いたり、残暑の厳しい日があったりと、温度差が激しい日がありますが、皆さん体調を崩されてはいませんか?
充分な睡眠と朝昼晩に三食しっかりと食事をとり、体調管理に気をつけてくださいね!
さて、本日は毎日の生活に欠かせないトイレについて、参考にして頂きたい情報をお伝えします。
トイレを使用していて、あるとき突然つまってしまい流れなくなり、焦った経験を持つ人も少なくないと思います。
そもそも、なぜトイレはつまってしまうのでしょうか?
トイレの水が流れなくなってしまうのは、床から上の部分の『便器』か、床から下『下水管』のどちらかが、つまっているからです。
厳密には、下水管がつまっている場合は、トイレのつまりとは言いません。
どちらがつまっているのかを判断するのは、下水管を確認する必要があります。
一番多いパターンとしては、トイレットペーパーを多く流しすぎて便器がつまってしまうことです。
また、流しても大丈夫とされているお掃除シートも、トイレットペーパー同様多く流しすぎると、つまる原因になる可能性があります。
≪トイレに流せるお掃除シートについて≫
お掃除シートは、使用後にトイレに流せるので衛生的で、なんといっても使い勝手が抜群です。
お掃除シートは水に溶けやすいのでトイレに流せるという触れ込みで販売されているのですが、下水道関係者からはポンプ場などの施設を詰まらせるとして厄介者扱いされていることをご存知でしょうか。
ことの発端は1989年。この年、花王がトイレ用流せるお掃除シート「トイレクイックル」を発売しました。
その後、他のメーカーも類似商品を発売し、結果として排水設備や浄化槽などで詰まりなどのトラブルが多発したそうです。
これを受け、1993年にトイレットペーパーのほぐれやすさの規格「日本工業規格JIS P4501」が制定されました。
『トイレに流せる』という名前で販売されている商品は多くのメーカーからたくさんの種類が販売され、最近ではブラシの先端部分が使い捨ての「流せるトイレブラシ」などもあり利用されている方も多いと思います。
他にも赤ちゃんのおしりふきの「トイレに流せるおしりふき」や、猫を飼っているご家庭では良く利用されている「猫砂」なども「トイレに流せる猫砂」があり、様々な商品が「トイレに流せる商品」として発売されています。
トイレクリーナーが水にほぐれない、水洗トイレが詰まったことに関する消費者からの情報や苦情が消費者庁に寄せられたことから、消費者庁は「トイレに流せる」、「水にほぐれる」と表示されたトイレクリーナーの表示に関する実態調査をしました。
調査結果では殆どのトイレクリーナーが基準値以下となり、トイレを詰まらせる原因となる可能性が高い為、消費者庁が「トイレ掃除シートはトイレに流さないで!」という注意喚起を行っています。
ちなみにコストコのトイレットペーパーを使用している方も多いかもしれませんが、実はコストコのトイレットペーパーは詰まりやすいそうです。
コストコのトイレットペーパーは生地がしっかりしているため溶けにくい為、、配管詰まりを起こしやすいそうです。
下水道につながっていない、浄化槽タイプは特に要注意みたいです。
トイレのつまりには、「排水管の形状」も関連しています。
便器に限らず、水まわりの排水管は、ストレートではなくS字カーブを描く「排水トラップ」と呼ばれる構造になっています。
これは、カーブ内部に水を貯めることで、汚水の臭いや虫の侵入を防いでいます。いわば、“水のフタ”のような役割を担っています。
ただ、下水管にダイレクトに落ちるわけではないので、どうしてもカーブ部分がつまりやすくなってしまいます。
また、流すときにスーッと水位があがってから徐々に流れる、という場合は黄色信号。
すでに、便器もしくは下水管がつまりはじめていることが考えられます。
さらに、気を付けなくてはいけないのが、最近のトイレは“節水”がベースになっているということ。
昔のトイレと比べて、最近は節水が基本になってきています。
以前は一度に12リットルを流していたものが、今は半分以下。流す水の絶対量が圧倒的に少ないのです。
ただし、少ない水の量でしっかり洗い流せるように、旋回流で便器全体をぐるりと効率よく洗い流すトルネード洗浄と呼ばれるものなど、便器が改良されてきています。
しかし、状況によっては多めの排泄物やペーパーを流さざるをえない事もありますので、その場合は、ご自身で工夫する必要があります。
流す際に排泄物は先に流していただいて、それからトイレットペーパーで拭いて流す、という気配りは必要かもしれません。
排泄物の量が多いなとか、トイレットペーパーをたくさん使っているな、と自覚されている方は気をつけていただくといいのではないでしょうか。
また、便器ではなく下水管がつまっている場合も考えられます。
いずれにしても、ラバーカップなどでつまりを除去できそうにない場合は、専門業者に依頼して対処することをおすすめします。
頑固なつまりの場合は、床から便器をはがし、器具などを使って排水管からつまりの原因を除去してくれます。
トイレのつまりは大惨事に発展してしまいがちです。
普段からの心がけプラス、何かあったら専門業者にお願いすることが最善の対策、といえそうです。
以上、トイレ使用上の注意点でした。
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