皆様こんにちは(^^)

前橋・高崎・渋川を中心に、群馬で本物の木を使ったナチュラルで快適な家づくりをしている寺島製材所の窪田ですm(__)m

このコロナの状況下で、地震が頻発しております。これは人類に対する何かしらの警告なのではないか、と疑ってしまう昨今です・・・。

そんな折、先々週のブログで地震保険のお話をしました。今日はもう少し火災保険のお話をします。今日は実損填補と比例填補の違いを簡単に。

例えば、時価額2,000万円のお家に1,000万円の火災保険に加入したとしましょう。

この場合、全焼もしくは全壊すると1,000万円が支払われる事は想像出来ます。

しかし、台風などで瓦だけ飛んでしまった、窓ガラスが割れてしまった等々小さな損害の方が、より発生する可能性は高くなります。

仮に瓦が飛んで50万円の被害が出たとします。保険の内容は、加入割合に影響される比例填補方式とします。すると、

被害額50万円×加入割合1,000/2000(50%)=25万円

50万円の被害に対し、25万円の保険金支払いとなります。これでは、25万円、被害額の半分が原状回復に足りません。

ここで大切なのは、まず加入割合(不保割合)です。2,000万円のお家に2,000万円の加入 だと、どうでしょう。

50万円×2,000/2,000(100%)=50万円

被害額の全額が支払われました!

さらに、前回お話した臨時費用・取り片付け費用を20%として、加算します。

支払額50万円×20%=10万円+50万円=60万円

50万円の被害に対して60万円の支払いとなりました!!

もちろん、掛け金の問題もありますが、いざという時にしっかりと支払われなけば保険の意味がありません。10万円儲かった!というのは語弊がありますが、可能であれば加入割合を80%以上に設定したいところです。

被害額50万円×加入割合1,600/2,000(80%)=40万円

40万円+取り片付け費用・臨時費用20%(8万円)=48万円

50万円の被害に対し48万円の支払、これなら何とかなりそうですね。

しかしながら、被害額に対しては2万円不足しています。そこで、実損填補という方式の火災保険を紹介致します。

読んで字のごとく、実際にかかった被害額を実損(実際の損害額)で支払ってくれる加入方式です。

被害額50万円×実損填補100%=50万円(+取り片付・費用や臨時費用)

これであれば、2,000万円のお家に1,000万円の加入であっても、加入割合50%の影響は受けずに50万円の被害に対して50万円の保険金(+α)が支払われます。上限額は加入額の1,000万円までとなります。

まとめると、もちろん実損填補にしておけば、安心です。が、掛け金が高くなります。

逆に比例填補方式だと掛け金は抑えられますが、いざという時に支払いが不足する可能性があります。現状はほとんどが実損填補方式の保険商品が多いですが、掛け金と保証のバランスを考えて選んでいただく必要がある事に加え、取り片付け費用や臨時費用が出るかを確認して加入する事が肝心です。

では、また来週m(__)m

⇒インスタグラムはこちら

⇒フェイスブックはこちら

寺島製材所が手がけた素敵なお家。気になる方はこちらから!