木材の見分け方
皆さま、こんにちは!
前橋・高崎・渋川を中心に、群馬で本物の木を使ったナチュラルで
快適な家づくりをしている寺島製材所の田中です。
コロナウイルス感染者が都内で急増しているのに合わせて、群馬県でも過去最多を記録してしまいました。
自粛生活に慣れてしまいましたが、オリンピックを自宅でテレビ観戦して気分転換を図りたいと思います。
夜遅くまでテレビ観戦をして、寝不足だけにはならないようにしたいと思います、、、
さて、本日は木材の元口と末口、木裏と木表、の見分け方についてお話ししたいと思います。
それが分かったからどうなのと思われるかもしれませんし、つまらないかもしれませんが、雑学的に知っておいて損はないと思います。
◆元口と末口
これは木の生えていた時の上下の呼び方です。
木の根っこの方の幹の直径が大きい方を元口、木の先端の直径が細い方で、空に向かって伸びている方を末口と言います。
見分け方はいろいろありますが、代表的なところだと
・板目のタケノコの山のようになっている方が末口で逆が元口
・節の中心が寄っている方が末口
木で建物を作る時にはこの元とか末とかいうことが大事になってきます。
例えば柱は下側に元口が、上側には末口が来るように立てていきます。
柱に限らず家をつくるのに使う木材は山に木が生えていた時の姿の通りに使ってあげるのが基本になります。
逆さに使った場合は逆さ柱と呼ばれて縁起が悪いとされています。
◆木表と木裏
木には表と裏があり外皮に近い方が「木表」
年輪の中心に近い方が「木裏」になります。
木口に見える年輪のカーブが山になっている方が木表です。
山になっている側の表面は木の樹皮側(円の外側)に近い方の面。だから木表と言います。
木表の方がザラザラになりにくく光沢が良く仕上がりも良いため、人の目に触れる部分には木表を持ってくるのが普通です。
※余談になりますが、栃木県にある日光東照宮の陽明門の12本の柱のうち、あえて1本を逆さ柱にしているそうです。
完全は崩壊の始まり(建物は完成と同時に崩壊が始まる)という言い伝えにより、敢えて1本を逆さ柱にすることで未完成の状態にし、未完成だから逆さ柱の禍(わざわい)も起こらないというわけです。
先人の知恵ですね。
立ち木の状態をイメージして、内部がタケノコのような形になっているということを知っていれば、「元口末口」「木表木裏」の関係を理解できるかと思います。
もちろん、弊社工場スタッフは木のプロフェッショナルですので、木のことを熟知しています。
ハウスメーカーさんでは木のことを理解しているスタッフさんは恐らくいないでしょう!
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