建築吉日
皆さま、こんにちは!
前橋・高崎・渋川を中心に、群馬で本物の木を使ったナチュラルで快適な家づくりをしている寺島製材所の田中です。
本日は上州名物からっ風が吹く、厳しい寒さの中、前橋市富士見町で上棟が行われました!
無事上棟となりましたY様、誠におめでとうございます!
本日は建築吉日「開く(ひらく)」に当たり、上棟日には良い日取りです。
家を建てるときには、地鎮祭や上棟式など、節目節目で良い日を選んで行うことがあります。
建築吉日とは、その名の通り、建築に関して吉とされる日のことで、さまざまな工事を始めるのに縁起が良い日とされています。
縁起の良い日の決め方にはいくつかの方法があり、冠婚葬祭では主に「六曜(ろくよう)」が使われますが、建築関係では主に「十二直(じゅうにちょく)」が使われています。
この建築吉日は六曜とは異なる基準になりますので、大安であっても建築には良くない日があったり、仏滅でも建築吉日に当たっていたりします。
そんなのどうしたらいいんだ、と思うかもしれませんね。
どちらも合わせて決める事が多いです。
地鎮祭や上棟式など、建築の重要な節目には十二直に基づいて行うと縁起が良いといわれており、大工さんなどが利用している暦です。
六曜は皆さまにもなじみ深いものだと思います。
六曜とは、大安や仏滅などの日取りのことをいいます。カレンダーにも書いてあるのでご存じの方も多いでしょう。
それに対して、十二直を知っている方は少ないかもしれません。
十二直とは、北斗七星のある方角を基に、日取りの吉凶を占うものです。
北斗七星の方角は十二支で表されるので、十二直も12種類あり、日常生活のあらゆることの吉凶が定められています。
この中で、建築に関係する吉凶が決められていて
建築吉日と呼ばれるものは6つ、建・満・平・定・成・開です。
「建(たつ)」には万物を建て生じる日という意味があり、建築関係では最吉日です。
「満(みつ)」にはすべてが満たされる日という意味があり、地固めや柱立てをするのには吉ですが、土を動かすのは凶とされています。
「平(たいら)」は、物事が平らになるといわれている日で、穴堀り以外は吉となります。
「定(さだん)」は建築や移転をするには吉で、「成(なる)」も物事が成就する日として建築で何かを始めるには良い日です。
「開(ひらく)」は、開き通じる日なので建築や移転は吉とされています。
そして、建築吉日の中でも重要な日は【天赦日(てんしゃにち)】です。
万良しと言われる日で、何を行っても成功するという大吉日なので、何か物事を始めるにはうってつけの日。
建築吉日の中でも最も大吉日とされています。
他にも、【一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)】があります。
こちらも建築吉日とされており、一粒の籾が何万倍もの稲穂として実り、大収穫をもたらすとされている日で、種まきをするのに良い日です。
加えて、仕事など何か新しいことを始めるのにも最適な日といわれています。
なにごとも万倍になることからお財布に入れたお金が万倍になると考えられ、お財布の買い替えや使いはじめに縁起がよい日とされていて、最近ではニュースでも聞くようになりました。
そしてご存じの方が多いと思います【三隣亡(さんりんぼう)】
建築現場で縁起が悪い日とされている日。
字の通り、火事などで3軒両隣りまで焼き滅ぼすといわれている日です。
ちなみに、今年のスーパー開運日は3月26日(土)だそうです。
天赦日・一粒万倍日・寅の日が重なったスーパーラッキーデー。
人生での大事なイベントはもちろん、宝くじの購入や、財布の買い替えに最適な日なので、覚えておいて損はないでしょう!
建築吉日は建築現場では伝統的に重要視されてきましたが、何か科学的な根拠があるわけではないので、気にしない方もいます。
ここまでお伝えしましたが、建築現場の現実的な都合もあるので、あまり気にせず、あくまで参考程度にして頂きたいのが本音です。
ただし、地域等によっては気にする傾向もまだ強くあるので、知識を持ったうえで建築をお願いするハウスメーカーや工務店などとよく話し合い、納得のいく日取りを選ぶようにしましょう。
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