皆さま、こんにちは!
前橋・高崎・渋川を中心に、群馬で本物の木を使ったナチュラルで
快適な家づくりをしている寺島製材所の田中です。

台風の影響が心配でしたが、どうやら群馬県では大したことがなさそうで一安心です。しかしながら夜にかけて雨は続くので、引き続き警戒は怠らないようにしたいと思います。

さて、お家づくりの際、毎日使用するトイレ選びは重要ですが、トイレを扱っているメーカーは多く、見た目も似通っているため、あまり差はないように感じるでしょう。
各メーカーでどのような特徴を持っていて、どういった基準で選べば良いのか迷うのではないでしょうか?

トイレは毎日使用するので、不満があると大きなストレスに繋がりますので、きちんと各メーカーの特徴を理解して、納得して選ぶ必要があります。

最終的にはメーカーのショールームで確認するのがオススメですが、まずは事前知識として、それぞれメーカーごとの特徴や長所をお伝えしていきます。

ここ数年でトイレの機能は各メーカーとも必要十分なレベルに達しており、現在販売されているものを購入すれば、どれでも普通に使用していく上で困ることはありません。
各メーカー競争力を確保するために、さらなる機能向上やブランド力の確立に力を入れています。

それでは実際にトイレを選ぶ際に、各メーカーのトイレに対してどのような観点で比較をすればよいのでしょうか?

・価格
・タンクの有無
・デザイン
・汚れにくさ
・掃除のしやすさ
・追加機能

観点が多く、中にはよくわからないものもあるかもしれません。
価格やデザインなど分かりやすいものは除いて、タンクの有無と汚れにくさ、清掃のしやすさについて確認していきます。

・トイレのタンクの有無
洋式トイレの場合、タンクは座面の奥、上の方に手洗いがついています。そのふたを開けると中には水が溜まっており、その部分のことをタンクと呼びます。
次回流す分の水を貯めている部分です。

従来からの主流はタンクありのトイレでしたが、ここ数年でタンクレスのトイレも勢力を伸ばしてきています。
タンクを失くすことで、見た目がすっきりしますし、前後方向の長さもタンクありに比べると短いです。
限られたトイレの空間を少しでも広く使いたい場合には有効です。

一方で、タンクレストイレにもデメリットがあります。
水を流す際にタンクありの場合には、貯めてある水をそのまま流せばよいです。
一方でタンクレストイレの場合には、電気を使って水の流れを作り出さなければいけません。

停電をした際には、水の供給ができなくなるため、バケツなどでトイレに水を供給する必要があります。
また、高層階など水道の水圧が低くなりがちな場所には、そのまま使えません。
弱さを補うブースターなど追加の部品が必要です。

・トイレの汚れにくさ、掃除のしやすさ
トイレ掃除が好きな人は、それほど多くはないでしょう。
キレイな環境を保ちたいですが、できれば掃除をする回数は減らしていきたいです。
最近ではトイレを流すだけで掃除をしてくれる洗剤も出てきています。

しかし、そもそもトイレ自体が汚れにくかったり掃除がしやすいと、掃除をする頻度も減りますし、実際に掃除を開始するまでの精神的なハードルも下がってきます。ね
各メーカー材質やコーティング、またトイレの稼働機構を活かして汚れにくく掃除がしやすいトイレの開発に力を入れています。

トイレの選び方、観点に関してはさまざまな要素があります。
ただ、各メーカーとも1つのトイレしか用意していないわけではなく、機能やデザイン、その価格違いで複数用意されています。

また、必要十分な機能はどのトイレも持ち合わせています。

予算に余裕があるならば、各メーカーの特徴を元に自分たちの生活に合った機能を選べば良いでしょう。
また、予算に余裕がないのであれば、各メーカーのシンプルな機能を持ち合わせた製品を選べば良いと思います。

結局のところ、好みによる部分が大きいため、周囲の意見やSNSなどで情報収集するのも重要ですが、気に入ったものを選ぶ方が満足度は高いでしょう。

ここからは、トイレを扱っている各メーカーの特徴について解説していきます。
今回は、TOTO、LIXIL(INAX)、パナソニックという代表的なメーカーを扱います。

「TOTOのトイレ」

トイレメーカーのパイオニアであるTOTOは外せません。
ウォシュレットの発売から、今現在人気の除菌関係でも先駆者です。

TOTOのトイレの特徴は、キレイな状態を自動的に守り、さらに掃除をするのも簡単という点です。

・水道水を電気分解して除菌成分を持つ水(きれい除菌水)を生成し、便座やノズルを清潔に保ち、黒ずみの発生を抑える
・においカートリッジを通すことで嫌な臭いが広がるのを軽減
・ガラス素材のコーティングであるセフィオンテクトは汚れが付きにくく、サッと落ちる
・フチなし形状で汚れが溜まりにくく、掃除も簡単
・凹凸の少ないノイズレスデザインで汚れやほこりが溜まりにくい
・ワンプッシュで便座が持ち上がるお掃除リフトで隙間の汚れもキレイに

清潔に保ち、掃除をしやすくするというだけでもこれだけの機能を持ち合わせています。
おそらく家事の中でも苦手で抵抗がある人が多いトイレ掃除に関して、解決するための技術を多く盛り込んでいるため、人気が高まっています。

また、TOTOのトイレはデザインのスタイリッシュさも大きな特徴の1つです。陶器の特徴を生かした優美な曲線はTOTO独自のデザインです。周囲の手洗いやこだわりの内装に合わせるにはピッタリです。

「LIXILのトイレ」

TOTOと肩を並べるトイレメーカーがLIXILです。

LIXILもタンクありモデルからタンクレスモデル、さらには手洗い収納付きなど豊富なラインナップを取り揃えています。
TOTOのように、高級感溢れる非常に高価なトイレは取り扱っていません。しかし、デザインを重視する場合にも黒やブルーグレーなど、シックな空間に合うカラーを選択できます。

LIXILのトイレもキレイを保ち、掃除を楽にするという点には非常に力を入れています。

〈アクアセラミック〉
力を入れているのはアクアセラミックという独自の材質です。

・従来製品に比べると、トイレに汚れが付きにくく、流せばキレイになる
・リング状の黒ずみや水アカがこびりつかない
・簡単な清掃だけで、新品の際のツルツル感が100年つづく

後から特殊な加工をしなくても、普通にトイレを使っているだけで汚れにくく勝手にキレイにしてくれるのはとても魅力的です。

〈お掃除リフトアップ〉
付属のリモコンのボタンを押すだけで、便座全体が真上にしっかりと上がりきちんと手を入れて清掃できます。
今までは簡単に掃除できなかった隙間汚れを奥の方まで取れるため、清潔な状態を簡単に保てます。

見た目のキレイさだけでなく、気になるにおいも予防できますので、とても魅力的ですね。

TOTOの便座も上にあがりますが、前方だけです。LIXILのトイレは、全体があがるというのが、大きな特徴です。

「パナソニックのトイレ」

家電メーカーとして有名なパナソニックですが、住宅関連設備にも力を入れ、幅広い製品を取り扱っています。
その技術力は家電製品の品質の高さで証明されていますね。

パナソニックのトイレには、他者とは大きく異なる特徴があります。それは、トイレ自体の材質です。

一般的には陶器で作られることがほとんどのトイレに対して、パナソニックのトイレは有機ガラスという樹脂系の材料で作られています。
割れ・ヒビ・キズにも強く「スゴピカ素材」と呼ばれています。
水族館の水槽や航空機の窓などにも使用され、細かい傷がつきにくく、ブラシ掃除も可能です。

そのため、陶器では難しかった一体成型を可能にし、結果として汚れが入り込む隙間がほとんどないデザインを実現しています。
隙間がないため、便座のリフトアップ機能も不要です。

合わせて、オゾンウォーターや激落ちバブル、トリプル汚れガードといった技術を採用することで、汚れにくく自動で清掃できるような機能を持ち合わせています。
TOTOやLIXILとは技術の中身は異なりますが、機能としては遜色がありません。

パナソニックのデザイン的な特徴としては、10色にも及ぶ豊富なカラー展開のトップカバーです。
シンプルな内装のトイレにアクセントとして蓋の部分だけ色を変えるのもいいですし、内装全体にテーマを持たせてあげるのも良いでしょう。

ここまで各メーカーのトイレを見てきましたが、それでもかなり迷う部分が大きいのではないでしょうか?

各社特徴はあるものの、

・キレイを保ち掃除をしやすくする
・タンクありとタンクレスの選択肢
・おしゃれなトイレ空間にあるデザインとカラー展開

これらの観点では、性能に大きな違いはありません。
必要最低限の機能はどのメーカーも十分に確保してします。
性能に大きな違いがないからこそ、価格や自分がつけたい機能と相談をしながら、結局のところは、好みや気に入ったものを選ぶのが一番だと思います。

このブログが皆さんのお家づくりに役立てば幸いです。

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