ぐんま優良木材認証工場の定期検査
~群馬の木を安心して家づくりに~
皆さま、こんにちは!
前橋・高崎・渋川を中心に、群馬で本物の木を使った家づくりをしている寺島製材所の田中です。
ここ最近は雨の日も多く、朝晩は少しずつ涼しくなり、秋の気配を感じるようになってきました。一方で、まだ残暑の厳しい日もあり、寒暖差の大きい時期です。体調を崩しやすい季節でもありますので、皆さまもどうぞお気をつけてお過ごしください。
さて今回は、先日行われた**「ぐんま優良木材認証工場」の定期検査**の様子をご紹介します。
ぐんま優良木材認証工場とは?
「ぐんま優良木材」とは、群馬県内で生産された木材の中から、一定の品質基準を満たした木材を認証する制度です。
住宅の柱や梁など、家の大切な部分に使われる木材だからこそ、見た目だけではなく、寸法や乾燥状態、強度などをしっかり確認することが大切です。
寺島製材所でも、こうした検査を通して、安心して使っていただける木材の生産に取り組んでいます。
年に一度の厳しい定期検査
今回の定期検査では、3mの柱材を検査材料として使用しました。
柱材は、10.5cm角、もしくは、12cm角などの規格を対象とし、「製材の日本農林規格(JAS)」に定められた基準に沿って検査を行います。
主な検査項目は、
① 寸法
② 含水率
③ 木材の品質・等級
などです。
例えば12cm角の柱の場合、寸法基準は**+1.5mm~-0.1mm**。
つまり、規格寸法を下回らないよう、非常に細かな精度が求められます。
「木だから多少の違いは大丈夫」というわけではありません。
住宅に使う木材だからこそ、一本一本しっかり確認しています。
1本の柱を細かくチェック
今回、検査用として32本の柱を準備しました。
その中から検査対象となる柱について、ノギスや含水率計を使って細かく測定します。
柱1本につき、末口・中間・元口の3か所を2面ずつ確認。
寸法と含水率を合わせて、1本につき計6か所をチェックします。
実際に数字を測ってみると、普段何気なく見ている木材も、かなり細かな精度で管理されていることが分かります。

気になる「木の乾燥状態」は?
木材を住宅に使用するうえで、乾燥状態も重要なポイントです。
今回の検査では、含水率20%以下という基準に対し、検査した木材は平均10%程度。
しっかりと乾燥した状態で、寸法についても問題ありませんでした。
結果は、検査した11本がすべて基準をクリア。
無事に合格することができました。

木材の「強さ」もチェックしています
今回の検査では、写真にある簡易グレーディングマシンも使用しました。
これは木材の重量を測定したうえで、木口をハンマーで打撃。
そのときに発生する振動の周波数から、木材の**曲げヤング係数(E値)**を測定する装置です。
少し難しい言葉ですが、簡単にいうと、
「木材がどれくらい変形しにくいか」
を表す数値です。
一般的に、E値が大きいほど曲げに対する剛性が高い木材とされています。
今回の杉材では、平均的なE70程度のものだけでなく、E90~E110という数値の木材も確認できました。
一本一本違うのが、木材のおもしろいところでもあります。

地元・群馬の木を家づくりに
寺島製材所では、製材所として木材を扱っているからこそ、木がどこから来て、どのように加工され、どんな状態で家に使われるのかを大切にしています。
群馬県には、豊かな森林資源があります。
地元で育った木を地元の家づくりに活用することは、地域の森林を守り、林業や製材業を支えることにもつながります。
そして何より、私たち自身が身近な地域の木を見て、触れて、加工しているからこそ分かることがあります。
木の個性を見極めながら、住宅に適した木材を選び、丁寧に加工する。
それも、製材所をルーツに持つ寺島製材所だからこそできる家づくりの一つだと考えています。
これからも「見えないところ」まで丁寧に
完成した住宅を見ると、柱や梁などの構造材は壁の中に隠れてしまいます。
しかし、家の安心を支えているのは、そうした見えない部分に使われる木材です。
これからも寺島製材所では、検査や品質管理を大切にしながら、群馬の木を使った高品質な木材を皆さまの家づくりにお届けしていきたいと思います。
「群馬県産材で家を建てたい」
「無垢の木を使った家づくりに興味がある」
「構造材にはどんな木を使っているの?」
そんな方は、ぜひお気軽に寺島製材所へご相談ください。
