「1年の折り返しの日」
皆さま、こんにちは!
前橋・高崎・渋川を中心に、群馬で本物の木を使ったナチュラルで
快適な家づくりをしている寺島製材所の田中です。
梅雨らしい天候がなくあっという間に梅雨明け宣言がされてしまいましたが、来週からは梅雨の戻りで雨予報が続いています。
連日の猛暑で体力を削られていますが、今からこのような暑さでは夏を乗り切れそうにありません。
炎天下での作業には注意しながら、水分補給をしっかりとって、熱中症予防に気を付けたいと思います。
さて本日、7月2日は「1年の折り返しの日」になります。
1年のちょうど真ん中は、日付の変わり目ではなく、7月2日の正午になります。
閏年(うるう年)の場合は366日なので2で割り切れ、7月1日から2日への変わり目、午前0時がちょうど半分になります。
今年ももう半分が過ぎてしまうのですね。振り返って見るとあっという間に半年が過ぎてしまった感じです。
ここで、19世紀のフランスの哲学者であるポール・ジャネーが唱えた「ジャネーの法則」について触れたいと思います。
ジャネーの法則とは、「ある時点での時間の心理的長さは、年齢に反比例する」という法則です。
これは、人々が感じる時間の長さが、年少者にはより長く、年長者にはより短く感じられることを言い表した法則です。
根拠としては、歳を重ねると、今まで過ごしてきた時間の中で「1年」というものが占める割合が小さくなることが挙げられます。
たとえば、10歳からの1年はこれまでの人生の1/10ですが、60歳からの1年はこれまでの人生の1/60にしかなりません。
ただしこの説は、科学的根拠はなく、法則というよりは主観的な仮説に近いため、検証が必要だと言われています。
またこの説によると、人生を100年換算だとして、体感的な人生の折り返し地点を計算すると、おおよそ20歳前後になるそうです。
これはあくまでジャネーの法則によるものですが、人生の折り返し地点をいつと捉えるのかは人それぞれです。
学生から社会人になったときや、子育てが終わったとき、または定年を迎えて第二の人生を歩みだす日…
人生100年時代になって、単純な年数で言えば50歳が折り返し地点ですが、50歳を境に人生の前半と後半では、随分とその密度が違うように思えます。
半分をどう捉えるのかについては、有名な経営学者であるドラッカーの「コップの水理論」があります。
「コップに『半分入っている』と『半分空である』とは、量的には同じである。だが、意味はまったく違う。とるべき行動も違う。
世の中の認識が『半分入っている』から『半分空である』に変わるとき、イノベーションの機会が生まれる」
簡単に言ってしまうと、コップに水が半分まで入っていて、その状態を「もう半分しかない」とネガティブに捉えるか、「まだ半分もある」とポジティブに捉えるかというものです。
世間的にはネガティブよりもポジティブに物事を考える方が良いとされています。
しかし、必ずしもそうとは限らず、一つの事柄について多角的な視点で見るようにすると、違った見え方・捉え方ができるようになるのです。
この説について深く追求すると長くなってしまうので今回はここまでにしておきます。
最後に
気がついたら何もしないでまた一年を過ごしてしまった…なんて、年の終わりに嘆くことがないように、1年の折り返しの日に、気を引き締めて有意義な年となるように残りの日々を過ごして行きたいと思います。
皆さんも、気持ちを新たに一日一日を大切に過ごしていきましょう!
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