通気胴縁について
皆さま、こんにちは!
前橋・高崎・渋川を中心に、群馬で本物の木を使ったナチュラルで
快適な家づくりをしている寺島製材所の田中です。
弊社の建築で使用される厚さ18mmの「防腐胴縁と防腐貫(以下通気胴縁)」を撮ってみました。
透湿防水シートの上に所定の間隔で打ち付け、通気層を形成するための重要な部材です。
緑色に見えるのはマイトレックACQと呼ばれる防腐剤を加圧注入しているからです。
マイトレックACQとは、ヒ素やクロム化合物を含まない、JISおよびJAS規格の安全な防腐・防虫剤です。
木材に塗布する表面処理ではなく加圧注入するため、木材内部に浸透し防腐・防虫効果が長持ちします。
薬剤が固着すると揮発や流出がなく、有害な有機化合物を含まないので、
シックハウス症候群の原因となるVOCや 発癌性物質、環境ホルモンの発生源とならず、人にも極めて安全です。
銅と第4アンモニウム塩を配合した環境に優しい防腐剤で、天然木の腐敗菌・シロアリ・木喰い虫から材木を守り、強い効力を長期にわたって発揮します。
劣化対策等級3や長期優良住宅では、地面から1m以内の外壁内の間柱、合板、胴縁など下地材も防腐・防蟻処理の対象範囲になります。
しかし、木材劣化対策の観点からは、通気胴縁を加圧注入処理したものにする必要はありませんが、
弊社では目に見えない湿気や水分の通る可能性がある通気胴縁にも、防腐・防蟻処理材を使用し、湿気対策を万全にしています。
次回、通気胴縁の取付け施工された現場の様子をお知らせできればと思います。
それではまた来週(^-^)
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