皆さま、こんにちは!
前橋・高崎・渋川を中心に、群馬で本物の木を使ったナチュラルで
快適な家づくりをしている寺島製材所の田中です。

先週に引き続き、本日も吉岡町で上棟(建て方)が行われました!

天候は快晴で風もほとんどなく、上棟日和の一日でした。

さて、今日は大工さんの使う道具の一つである「下げ振り」についてお話します。

下げ振りとは、柱・壁などの垂直を見るための道具です。柱などに取り付けるための下げ降り保持器とそこから糸が伸びていて、その先に円錐状の下げ降りと呼ばれる重りが付いています。

原理は単純なもので重り(下げ振り)に糸を付けて垂らし矢印のように上下の寸法が同一になれば真っすぐ(垂直)と言う事です。

建て方の時、風がある所で測る際には、細長い筒の中に下げ振りを入れて風に影響されない構造の防風下げ振りを使います。

大工さんが持っているのは、「屋起こし」です。つっぱる力を加え傾きを修正する道具です。

柱が真っ直ぐになったら仮筋交い(柱と柱の間をななめに固定)で留め付けて行きます。

いくら基礎が水平でも柱が垂直でなければ建物は傾いてしまいます。
よって、骨組みを組む「建て方」では柱の垂直を出すのが重要な作業になってきます。

普段、日常生活では目にする機会が少ない職人さんの仕事道具。
専門的技術を支えるこれらの道具を今後もご紹介できればと思います。

建て方は順調に進み、無事何事もなく棟上げ・上棟となりました。

最後に、本日無事上棟となりましたT様、誠におめでとうございます!

これより大工工事から進んでまいりますが、ぜひ完成までお楽しみいただければと思います。

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