皆さま、こんにちは!
前橋・高崎・渋川を中心に、群馬で本物の木を使ったナチュラルで
快適な家づくりをしている寺島製材所の田中です。

本日は前橋市で上棟が行われました!

先日関東地方でも梅雨明け宣言が出されましたが、急激な暑さとなり、大工さんもこの猛暑の中での作業はとても大変そうでした。

上棟の見学に来られるお施主様は、「一日でこんなに早く組みあがるなんてびっくりです。」と言われますが、なぜ一日で上棟が出来るのかをお伝えします。

上棟とは、柱や梁等の建物の構造部を組み上げ、屋根の最上部の棟木(むなぎ)と呼ばれる木材を取付る工程のことまでを言い、地域によって色々と呼び方はあり、「棟上げ」や「建て前」等とも呼ばれます。

昔は、大工さんが1本1本角材から柱や梁などの部材の加工をおこない、全て人力でおこなっていたので、何日もかけておこなわれていました。

しかし、現在では一番時間が掛かっていた材料の加工をプレカット工場で行い、その材料をレッカーという重機を使って、組み上げるようになった為に、一日で上棟まで行うことが出来るようになりました。

一般的にレッカーと言いますと、故障車両等をけん引する「レッカー車」を連想すると思いますが、建築現場ではクレーン車のことを言います。
昔から建築現場では、職人さんや現場監督がクレーン車のことをレッカーと呼びます。
従いまして、建築現場でレッカーと聞いても、誰かの車が故障したのではなく、クレーン車に指示していると思ってください。

少し話がずれましたが、材料には、「い・ろ・は・・・・」と「1・2・3・・・」で組み合わせた「番付」という文字が書かれており、大工さんは作業中は図面などを随時見ながらではなく、番付を見て、どの材料をどの場所に取り付けるのかを判断して作業している為、作業もスムーズに出来るようになりました。

番付は、構造部材以外にも屋根のタルキや床下地など、全ての部材に印字されているので、構造を組み上げるだけであれば、ほとんど図面無しでも組み上げることは出来てしまいます。

先人の知恵と技術の発展により、現在では上棟も安全にスピーディーに作業が出来るようになりました。

最後に、本日無事上棟となりましたM様、誠におめでとうございます!

これより大工工事から進んでまいりますが、ぜひ完成までお楽しみいただければと思います。

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