石膏ボードの施工について
皆さま、こんにちは!
前橋・高崎・渋川を中心に、群馬で本物の木を使ったナチュラルで
快適な家づくりをしている寺島製材所の田中です。
今日は一日中雨で肌寒い日でしたね。週末にかけて台風が近づいており、このままの進路ですと本州に上陸しそうです。
被害がないことを祈りつつ、警戒を怠らないようにして下さいね!
話は変わりますが、お家づくりの際、クロス(壁紙)の下は何で作られているかご存じですか?
コンコンと叩いてみると硬くて強度がありそうですが、その正体は「石膏(せっこう)ボード」です。
石膏ボードとは、石膏を主成分としたものを板状にして、紙で挟んだボードのことをいいます。
遮音・耐火性が高く、非常に丈夫なのですが、重量がかなりあるため、用途によってサイズや種類を使い分けながら施工していきます。
今回は石膏ボードの施工理由、施工ポイントについてご説明します。
なぜベニヤ板ではなく、石膏ボードを使用しているのか。
それは最初に記載したように、石膏ボードは強度・遮音性・耐火性が高いため、現在の建築現場では主流となっています。
クロスを貼るために面を作っているだけではなく、壁や天井を補強し・防音し・耐火性を確保するための面材としての役割も担っているのです。
さらには加工がとてもしやすく、施工が比較的容易に行うことが出来ます。
いかがですか?普段はクロスに隠れて姿を見せない石膏ボードですが、かなり優秀で欠かせない存在ですよね。
石膏ボードの施工ポイントとして、ビスを打つ際にピッチが広くなりすぎないようにすることが挙げられます。
ピッチというのは建築用語で言う間隔です。ビスの間隔が広くなりすぎると石膏ボードが弱くなり、面材としての強度を保てなくなります。
そのため、ビスのピッチは次のように決められています。
<㈳石膏ボード工業会の石膏ボード施工マニュアルより抜粋>
弊社の場合、耐力壁ではないので、在来軸組工法の一般壁の部分になりますが、ビスピッチは全て150mmピッチで施工しています。
耐力壁認定において、外周・中央とも150mmピッチにする規定がありますが、
耐力壁に限らず、大手ハウスメーカーさんなどでは特に、
内外装材に釘・ビスを打つ間隔について厳しく管理されています。
その点、弊社でも石膏ボードのビスピッチをきちんと管理しています。
そこで、石膏ボードにビスを打つとき、1回1回測っていたのでは、作業効率が悪いですよね。
そんな時に活用するのが、この棒です。
この棒は、150mmピッチでビスを打ち付けてあり、裏面から写真のように少しだけビスの頭が出ています。
これを石膏ボードに押し当てると150mmピッチにしるしがつき、
このしるしを基準にボードにビスを止めていくと、150mmピッチにしっかりとなっていきます。
この大工さんは、いかに早く、正確にできるか、常に作業効率を考えて、しっかりとした施工をするので、頼もしい大工さんです(^-^)
以上、現場からでした~♪
もしインスタグラム、フェイスブックをやっていたら是非フォロー、いいね!してくださいm(__)m