皆さま、こんにちは!
前橋・高崎・渋川を中心に、群馬で本物の木を使ったナチュラルで快適な家づくりをしている寺島製材所の田中です。

GWの休みを利用して、数年前にテレビ番組の特集を見てからずっと行ってみたいと思っていた場所に念願かなって行ってきました。

そこで今回は、「竹中大工道具館」という博物館についてご紹介いたします。

竹中大工道具館は1984年に大手ゼネコンの竹中工務店さんが開設した企業博物館です。
竹中工務店さんと言えば、東京タワーや日本武道館など、様々な有名施設を施工している会社さんです。

日本で唯一の大工道具を展示している博物館が開かれた経緯としては、

電動工具が急速に普及し手動の道具を使う職人さんが急激に少なくなってきた際、「このままでは伝統の大工道具やそれを使った大工の技が途絶えてしまう」という危機感が広がりました。
そこで苦労して日本全国から大工道具を集めて開館したのが本館です。
開館から30年を経過したため、老朽化と展示スペースが手狭になったことから2014年には新神戸駅近くの竹中工務店本社跡地に新築・移転しました。

この博物館の特徴は、

7つのコーナーに分かれた展示から、大工道具をめぐる世界の広がりと豊かさを
感じていただけるようになっています。
大工道具の歴史や種類、しくみを紹介する「歴史の旅へ」「道具と手仕事」「世界を巡る」、道具や手仕事の美を感じていただく「名工の輝き」「和の伝統美」。
ものづくりの心を棟梁の仕事を通して伝える「棟梁に学ぶ」。
木を十分にいかす知恵の数々を見ていただく「木を生かす」。
そして、より多くの人に新しい道具との出会いの場を・・・という想いから、映像、音声ガイドシステム、木の香りを嗅ぐ、実際に触れることのできるハンズオン展示など「五感に響く」展示が充実してます。
(以上、竹中大工道具館HPより抜粋)

一見マニアックな博物館ですが、単純に目で見て格好良い建物や、職人技による美しい建造物、手で触れて体験して学べるコーナーもあり、本当に楽しく過ごせました。
お子様向けのワークショップ(木工教室)もあるので、お子様連れのファミリーにもおすすめです。
ボランティアガイドの方の説明が聞けたのですが、とても興味深くあっという間に2時間が過ぎてしまいました。

昔の大工さんは下の写真にあるような様々な道具を駆使して建築をしていました。
現代のように高性能で便利な電動工具や製材機などはなかったので、すべて手刻みで仕事していたことを想像するとかなりの労力が必要とされたでしょう。

現代の在来工法の建物の構造材は、プレカットと言って、すべて現場で組むだけの状態に加工してある事がほとんどです。大工さんが墨付け、手刻みをすると時間もコストもかかり、現代の建築にはマッチしないという理由がありますが。

ハウスメーカーさんではほぼ100%と言ってもいいくらいプレカットになっています。
間柱・筋交など羽柄材(主に構造材を補う部材や下地に使用する部材を総称して羽柄材といいます)と言われるものまでプレカットです。
大工さんに求められるのは、技術うんぬんよりも納期に間に合わせることができるスピードの方が大事になってしまっているのが悲しい現実です。

その点、当社の建築は構造材こそプレカットをしていますが、羽柄材や和室などの造作材などは大工さんが現場で手刻みで取り付けています。

こういった墨付け・手刻みをできる昔ながらの大工さんは高齢化で少なくなってきており、大変貴重な人財であり、大事にしなければいけないと思います。

当社の建物はハウスメーカーさんの工業製品のような組立式の建物とは違い、熟練の職人さんの手により丁寧に時間をかけて造られています。
その違いを肌で感じていただくためにも、是非当社の建物をご覧になって下さい!

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