雨の日に改めて感じる、軒の役割
皆さまこんにちは。高畑です。
関東もまもなく梅雨入り、雨の日が続く季節になりました。
この時期になると、住宅に携わる仕事をしている中で改めて感じることがあります。
それは、「軒(のき)の大切さ」です。
普段はあまり意識されない部分かもしれませんが、雨の日になるとその役割の大きさを実感します。
〇軒とは?
軒とは、屋根が外壁より外側へ出ている部分のことです。
昔ながらの日本家屋には深い軒がある家が多く見られます。
一方で最近は、シャープなデザインやスタイリッシュな外観が人気となり、軒を小さくしたり、ほとんど設けなかったりする住宅も増えてきました。
どちらが良い悪いではありませんが、軒には昔から受け継がれてきた理由があります。

〇雨から家を守る
梅雨の時期になると、軒のありがたみがよく分かります。
軒があることで、雨が直接外壁や窓に当たりにくくなります。
雨風が強い日は多少の影響を受けますが、軒があるだけで建物への負担は大きく変わります。
長い年月を考えたとき、家を守る大切な役割を担っているのです。
〇夏の日差しを和らげる
軒の役割は雨だけではありません。
これから迎える夏の強い日差しも和らげてくれます。
太陽の角度が高い夏は、軒が日差しを遮りやすくなります。
反対に冬は太陽の角度が低くなるため、室内まで光を取り込みやすくなります。
昔の人の知恵は本当にすごいなと感じます。
〇暮らしやすさにもつながる
軒があると、
・窓を少し開けやすい
・洗濯物が濡れにくい
・玄関先で雨を避けられる
など、日々の暮らしにもメリットがあります。
決して目立つ部分ではありませんが、毎日の快適さを支えてくれる存在です。
住宅のデザインや考え方は時代とともに変化しています。
しかし、長く受け継がれてきたものには、それだけの理由があります。
梅雨の時期になると、改めて軒の大切さを感じます。
家づくりでは間取りや設備に目が向きがちですが、こうした細かな部分にも目を向けることで、より快適な住まいにつながるかもしれません。
雨が続くこの季節だからこそ、家を守ってくれている軒の存在に少し注目してみてはいかがでしょうか。
それではまた!
